教育者の感想

養護教員:勉強への不安、英語がわからない、頭が痛いという中2男子が保健室に来ました。(心のモヤモヤを訴えている様子)自己肯定感が低く、自分はいいところが何もない、叱られてばかりいる、最近悲しくなるなど。自分の成長(アンガーマネジメントがうまくできるようになった、部活でがんばってる)に気づかせて、海の呼吸を一緒にやりました。すると「ほんとだー、海のほら、さらさらしたところ(手振りで表現、波打際ね)の音がする。俺が怒ってたとき、海を見にいく?ってお母さんが連れて行ってくれ落ち着いた」と話しました。私は、そわそわするときや怒りや悲しみが出たとき、本当の穏やかな自分に戻れる呼吸だよ、やってみて、と伝えました。1時間近く、たっぷり話し、少しだけ一緒に呼吸の練習して、かなり楽になりましたー、と教室に戻って行きました。」

高校教師: 私は約2年前にyoga.edのPI1.PI2を受講しました。そして勤務している高校で「総合的な探求の時間」の選択授業の一環として、ヨガを取り入れた授業を始めました。 実際にヨガの授業をしていて実感するのは、子どもの特性が、心、身体、家庭環境、学力、地域性などの要因から、あまりにも多様だということ。そして普段接している10代の子供たちは、心と身体のバランスがまだうまくとれず、葛藤しているように見えます。常に身近にいる自分が何ができるか、それを考え実行するきっかけとなったのが、yoga .edでした。 勤務校が取り組んでいる「総合的な探求の時間」の授業名は「LIEE」 「+αの人間力をつける」ことを教育目標とし、新しい生きる力を身につける授業です。 ヨガがこれからの子ども達が健やかに生きる為の一助となるように、模索を繰り返しながら取り組んでいます。(公立高校 美術教員)

保健室でヨガ:定期試験の朝、テストの不安から夜中に家でたくさんの傷を腕につけてきた生徒がいました。学年の先生が泣いている生徒を保健室に連れてきたので、傷の処置をした後、呼吸法などのチェアヨガを一緒にやりました。その後、落ち着いたとのことで、テスト開始時間には教室に行くことができ、1日テストを受けることができました。思春期の生徒たちは、日々様々な、ストレスを抱えているので、ちょっとした、切り替えに呼吸法やポーズはとても効果があると思います。

養護教員:YogaEd.のプログラムやツールは、保健室で日々活用でき、話を聞くだけとは違い、呼吸や身体を動かすことを通して心に訴えかけると、子どもの表情がより明るく変化することが感じられ、こちらも嬉しくなります。

高校体育教師:普段使っていない動きがあるものかと子どもたちも感じたと思う。それによって、体が軽くなる経験は、生涯にわたって自分の体を見つめるきっかけになる。保健体育の授業にも関連性をもって進めることができる。

高校教師:クラスLHRレクリエーションにてハッピーな呼吸で、体いっぱいに空気を取り込み、ねじれたドラゴンやバランスポーズをしました。パートナーワークは特に盛り上がり、グラウンドに座る場面もありましたが、生徒は気にすること無く楽しそうに取り組んでいました。短い時間ではありましたが、体を動かし、仲間と共に取り組む時間を共有できたことは、生徒にとって爽快感と充実感、コミュニケーションのきっかけをもたらしたのだと思います。全員が「楽しかった!」と笑顔でLHRを終えることができました。

中学校教師:授業を行う前に実践したら、私たち教師もリラックスして生徒に接することができるし、生徒自身も体育が嫌いな子も緊張が解けて良い効果があるのではないかと思いました。

高校体育教師:普段使っていない動きがあるものかと子どもたちも感じたと思う。それによって、体が軽くなる経験は、生涯にわたって自分の体を見つめるきっかけになる。保健体育の授業にも関連性をもって進めることができる。

高校陸上部顧問:怪我の予防にヨガを導入してみたが、それだけでなく、生徒の人間関係がよくなっていることを感じる。継続していきたいと思う。