2015年7月1日
ヨガが子どもの日常生活にどう活かされる?

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ヨガを始めると、どう変わって行くでしょうか?

自己認識力が高まり、フラストレーションが解消されるので安心し、比較的穏やかに何事にも対処できるようになります。続けることで小さな自信の積み重ねが大きな自信となります。

”日常生活の中にヨガを”
毎日の生活の中にヨガが浸透している、そんなヨガを皆さんに提案してお伝えするように心掛けているのですが、実際のところ一般的にはまだまだヨガは身体を動かすだけのイメージが定着しているかと思います。キッズヨガをみなさんに知ってもらうためにいろんな方にご紹介をする際「あの、汗をかいて?ホットヨガ?みたいな?あれを子どもが?」と答えが返ってくることは度々あって。あとは「ああ、あの動物まねとかポーズとかするんだよね!こども大好きだよね!」というお返事も頂いたり。総体的にはやはりヨガは=身体を動かすだけのイメージというのがまだまだ傾向なのかなと感じています。

子どもの日常生活の中で?どんな風に?
例えば、私の持たせて頂いているレッスンの中にお母様がメインですが小学校5年生の男の子がたまに一緒にヨガを受けてくれているクラスがあります。お母様の日常にはもはやヨガはなくてはならないものになっていることもあると思いますが、男の子のそのヨガに対する興味が大変嬉しい限りで。日々の練習のためのアドバイスを度々しているのですが、本当に熱心に続けていてくれて毎回感動しています。そんな中お母様のお話、ある日男の子が学校の遠足でアスレチックに行った時のこと。帰宅するなり顔を輝かせて「今日、超アスレチック楽しかった^o^」お母様はあれ?アスレチックはあまり得意ではないから、毎年ブツブツ…楽しめなかったのに、、帰ってくるなり顔を輝かせているので不思議に思い、どうして?あ!ヨガ?!そうです、日々のヨガの自主練習が賜物となり体幹のコアな筋力がついてきたので、グラグラ綱渡りアスレチックでは必要な体の軸が大変役に立ったらしく、思い通りにひょいひょいクリア出来たと、自信たっぷりにお話ししてくれたそうです。コアな 筋力だけでなく、日々の練習も小さな自信をそして大きな自信に、そして心も強くしてくれました。ヨガって凄い。ありがとう。

もちろんこれは身体的観点からもヨガの効果に着目出来ますが、精神的観点から考えると重要なことは”日々続けたこと”ですよね。これもヨガの素晴らしさであり、続けることでしか効果がでないという。継続は身体的にもそして精神的な成長をも見せてくれます。競争のない、比較のない世界で。

”自分はいま、どうなのか?どう感じてる?どんな状態?”
自己認識力。意外と大人でも難しいですよね。「大丈夫、大丈夫」全然大丈夫じゃない!!ということ沢山あります。体のどこかが病気になって初めて気付いたことありませんか?体はウソがつけません。頭はウソつくことありますが。
自己認識力はなぜ大切なのでしょう?
情報が溢れて、自分を投影するものが現代は多々ありすぎて(アニメ、ゲーム、tv、ソーシャルメディア…)どれが自分なのか??どれが本当なのか??何と無く生きてしまうと自分を見失ってしまいます。大人もそうかもしれませんね。でも子どもは論理的に考えられません。子どもの脳の発達上、全てを統括している脳の機能が未発達かつ発展途上であるため、大人のように論理的に思考することは不可能です。自分の状態に気づける力=人が生まれ持ったこの体に元々備えられた能力、危険回避能力や自己統治力など。潜在能力、潜在意識ですね。

ヨガは意識によって、その潜在能力を自然に使って行います。誰にでもできる「自分はいま、どうなの?」とまずは感じること。
これをヨガのポーズと呼吸法で、リラクゼーションで行うのです。

とてもシンプルなのですがなかなか忘れています。自分のことが意外と一番わかりませんから^o^